湿度の測れなかった地中温度・湿度センサーを改造してみた。
こんばんは、ゆきです!
前回DHT11を使った、地中の温度・湿度を測るセンサーを作成しました。そのときに作成したセンサーは、温度は気温の変化に応じて変動するものの、湿度の値が常時ほぼ90%以上で高止まりしており、その原因が容器上部の密閉にあるのではないかと考えました。
つまり、湿度が容器内に滞留しているという仮説。
前回の記事はこちら→家庭菜園用に地中の温度・湿度を測るセンサーを自作してみた。
サムネイルに使用しているのは、気象庁で用いられている大気中の温度・湿度等を図るセンサーですが、内部にファンが付いており空気が循環するようにできています。
今回はここまででしっかりしたものではないけれど、湿度が籠らないように改良を加えたいと思います。
気温と湿度の取得状況
現在我が家のきゅうりは2鉢ありますが、その1つに地中の温度・湿度センサーを取り付けて計測しています。また、比較のため室内にもDHT11から温度を取得しています。
室内ときゅうりの土の温度を比較したのが次のグラフ。土中の方がやや温度が低い状況にあり、温度データはきちんと取れているように見受けられます。
本当は温度計でも確認したいんだけど、手元に適当なのがないんよ…( ˘•ω•˘ )
で、湿度の比較がこちら。
土のほうはほぼ90%に張り付いていますよね。8/5にきゅうりの湿度が下がっているのは、その時に取り外して改造を加えたから。
何度か表面の土が乾いていた事はあったので、もう少し変動が大きくてもよさそうですが、余り変動してませんね。
ちなみに、上記データをもとに相関係数を導いたところ、温度は0.81(2つの間の係数に相関がある)、湿度は0.27(2つの間には相関があまりみられない)でした。
土中温度・湿度センサーを改造するぞ!
さすがにちょっとこのままデータを取っていては、湿度の変化による自動散水が実現できないので、センサーに改造を加えていく必要があります。
僕のささやかな脳みそは、上に穴があけれればいけるんじゃないかと言っています。でも穴が空くと水が入っちゃいますよね…。
(ピコーン)そうだ!傘を作ればいいやん(*´з`)
尚、これができた時、妻から「夏休みの自由研究レベルだね(苦笑)」と言われました。
(; ・`д・´)
まずセンサーを取り出し、綺麗にします。
そしてセンサー上部にハンドドリルで穴を空けます。センサーを傷付けないようにちょっとずつ…。
次に、針金を取り出します。100均でもクラフト用とか工具類の所に売っているので、それを使って傘の骨を作っていきます。
同じ長さのものを3回巻き付けて、傘の骨を6本にしてみました。
そして…
(; ・`д・´)!?
初心者なんてこんなもんです。あなたも失敗を恐れずに作ってみましょう。
( ;∀;) イイハナシダナー
そして、傘のシートとして耐水性のあるものを…と選んだのはサランラップ。割と丈夫だし、安価だし、うまく取り付けられればまずはこれでいいかなと。
少し切り込みを入れて、円形をうまくカバーできるようにまき、頭頂部を防水のためグルーガンで固着した所、割とうまくいきました。
追々ちゃんとしたのを作りたいですが、まずは身の回りのもので作っちゃってデータ取らないとね。夏終わってしまう。
と、こんな感じで完成。何だかガンダムのあれみたい。
おわりに
作ったセンサーはさっそく設置しました。本日改良したので、まだこれから湿度がきちんと取れるか観察する必要があります。
気象庁のセンサーがファンを付けている所を見ると、ファンも無いと無理かも…。そしたらもう本格的に以下のような温湿度センサーじゃないとダメですね。
1個で出来ると良かったんだけど、やむなし( ˘•ω•˘ )
はてさて。
本日のプラスな知識
いつもの日常にちょっとためになる知識を。
暑さを感じるのは気温だけではありません。特に日本の気候で問題視されるのが湿度です。エアコンでもドライをかけて湿度と温度のバランスを整える事は、体感温度を下げることに有効です。
気温が30度を超えた場合、湿度が10%下がれば1度涼しくなるともいわれています。気温が高くても乾燥していれば比較的過ごしやすく、逆に低くても湿度が高いと暑く感じてしまいます。
よくアフリカの人が日本に来て、日本の方が暑いと言っていますが、これは湿度による体感温度の差が影響しています。
ちなみにエアコンのドライは電気代が高くつくという話もありますが、温度、湿度、面積のバランスによるので一概には言えません。
この辺りも追々検証してみようかな。
以上っ!
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