wpxクラウドからmixhostへサーバ移転するのに必要な手続きと順序

mixhost, wpxクラウド

サーバーの画像

こんばんは、ゆきです!

最近夜のピークタイムに同時接続数が100を超える事も多くなってきました。その結果、このサイトが夜に繋がりにくくなっていました。

このため思い切ってサーバー移転したのですが、wpxクラウドからの移転は結構大変で…。備忘録も兼ねて、サーバー移転の順序を皆さんにご紹介します。

サーバー移転の背景

そもそもの発端は冒頭でも述べたように、読者の方が増え、同時接続数が増加したこと。(いつもありがとうございます!)

正直、まさかこんなに急激にアクセス数が増えるとは思わず、油断していました。

wpxクラウドのグレードA(転送量300GB/月)のプランでは瞬間的に上がる負荷に対応できないのか、サーバーにアクセスしにくい状況が続きました。共有サーバーのため、ピーク時間はみな同じであり、やむを得ない所ではあります。

そこでグレードを上げる事を検討しました。しかし…

wpxクラウドは月途中でのグレード変更ができない

wpxクラウドでは、グレードの変更はその月のうちに申請し、翌月1日から新グレードに変更という仕様。12月頭にアクセス増加を経験した僕には成す術なし。

このままずっとアクセスしにくい状況が続くのはユーザーにとっても、僕にとっても好ましくなく、サーバー移転を決意しました。

mixhostは月途中のアップグレード対応可能

もう同じ事が起きないよう、月途中でもアップグレードできるサーバーを探したところ、mixhostを見つけました。クレジットカード不要で30日体験できる太っ腹ぷり。

有名なX-Serverよりも速度が速いとも評判で、ここに決めました。

wpxクラウドからmixhostへの移転の注意事項

wpxクラウドからmixhostにサーバー移転するにあたって、1つだけ注意しなければならないことがあります。

それは、サイトをwpxクラウドの無料SSLを利用してSSL化している場合、mixhostに移転したとき一時的にSSLが切れる恐れがあること。旧サーバーに割り当てていたドメインを新サーバーに割り当てる際にSSLの署名の変更も必要になります。

mixhostでは新しいSSLの発行に24時間程度の時間を要する可能性があり、そんな事になると、その日1日はこのサイトは危険なサイトですという注意書きがブラウザに出るようになります。

これではユーザーはアクセスを躊躇い、投稿している記事の評価を下げる事に繋がります。

このため、一時的に別のSSLを発行して、サーバー移転の隙間時間を乗り切ります。

次にその手順を解説します。

サーバー移転の順序

サーバーは次の順序で移転しました。

  1. mixhostのサーバーを借りる
  2. mixhostにwordpressを導入し、wpxクラウドのブログデータを入れる
  3. DNSサーバの設定を変更する
  4. SSLなうでSSL証明書を発行する
  5. mixhostにSSL証明書を登録する
  6. DNSサーバの設定を変更する

本記事では「運用中のSSLサイトをエックスサーバーからmixhost(ミックスホスト)へ移行するための手順(コトノハ人生日記)」を参考にさせていただきました。

一部wpxクラウド独自の設定が必要なので、その点を中心に解説します。

1. mixhostのサーバーを借りる

まず最初にmixhostのサーバーを借ります。

30日クレジットカードいらずで無料で登録できる上、超早い。そして何よりもいつでもアクセス数に応じてアップグレード可能なところがメリット!悩んでいる方はどうぞ。


ただし欠点はサーバーの設定パネル(コントロールパネル)が判りにくいこと…。サーバーて何?みたいな超初心者にはオススメしづらいです。

2.mixhostにwordpressを導入し、wpxクラウドのブログデータを入れる

これは以下のmixhostの公式で判りやすく解説されているので、ご参照ください。ここで、独自ドメインでのアクセス設定はhostsファイルを使う方法を用いて下さい。

後程DNSサーバーの設定を、レンタルサーバ会社のDNSサーバーではなく、ドメイン会社のDNSサーバーを利用した形にするためです。

WordPressの他サーバーからの移転方法(All-in-One WP Migrationを使用)

3.DNSサーバの設定を変更する

ここからがwpxクラウドで大変なところ。この後出てくるSSLを無料で発行するサイト「SSLなう」では、SSLの認証方法として、以下の2つが可能です。

  • public_htmlに指定ファイルをアップロードする
  • DNSサーバのTXTレコードで認証する

このうち、public_htmlにファイルをアップロードする方法が、最も簡単です。しかし、残念ながらwpxクラウドではpublic_htmlにアクセスできないようになっています。

このため、もう1つの「DNSサーバのTXTレコードで認証する方法」を用います。

TXTレコードの設定をするには、ドメイン管理会社のDNSサーバで設定を行う必要があります。一般的にレンタルサーバー会社のDNSサーバを使用しているかと思いますが、これをドメイン管理会社のDNSサーバーに変更する必要があります。

一般的なDNSサーバーの設定

今回は次のようなイメージの構成になります。

ドメイン管理会社のDNSサーバを使う場合

では実際に設定していきます。

(1)wpxクラウド(移転前のサーバ)のサーバのIPアドレスを調べます。管理パネルにログインし、サーバー情報を選択。サーバー基本情報から「IPアドレス」の値「XXX.XXX.XXX.XXX」をメモしておきましょう。

wpxクラウドのサーバIPを調べる

(2)次に、レンタルサーバーのDNSサーバーからドメイン管理会社のDNSサーバーに変更し、Aレコードを追加します。ここでは僕が使用しているお名前ドットコムの例で示します。

お名前ドットコムの「ドメインNavi」にログインします。契約更新画面なので、「ドメイン設定」をもう1度クリックします。

ドメイン設定をクリック

メニューの中から「ネームサーバーの設定」の「DNS関連機能の設定」を選択します。

DNS関連機能の設定

内部ドメインから設定したいドメインを選択し、「次へ進む」を選択します。

内部ドメイン設定

DNSレコード設定を利用するの「設定する」を選択します。

DNSレコード設定

レコードの設定欄があるため、TYPEを「A」に、VALUEに「wpxサーバ(移転前)」のサーバIPアドレスを記入します。ここの設定を誤るとサーバーにアクセスできなくなるため、IPアドレスの値は慎重に設定しましょう。

DNSレコードのAレコードの設定をする

入力したら、同じ画面を下にスクロールし、「DNSレコード設定用ネームサーバー変更確認」のチェックボックをオンにします。これでネームサーバがwpxクラウドからお名前ドットコムのものになります。

DNSサーバをお名前ドットコムのものに戻す

確認画面へ進み、設定すれば終わりです。

4.SSLなうでLet’s EncryptのSSL証明書を発行する

SSLなうにアクセスし、Lets’s Encryptが発行するSSL証明書を入手します。

(1)まず初めにメールアドレスと利用規約へのチェックに同意し、登録ボタンをおします。

Let's encryptへ登録

(2)ドメイン名を入力し、トークンを取得します。

チャレンジトークンを取得

(3)ドメイン名の所有確認を行うため、FQDNの「_acme-challenge」と「TXTレコード」をメモします。ページはこのまま開いた状態にしておいてください。

ドメインの所有確認

(4)お名前ドットコムのページに移動し、先ほどの「DNSレコード設定」のページに移動します。以下を入力し、追加・登録します。

TXTレコードの入力

ホスト名 _acme-challenge
TYPE TXT
TTL 300(DNSの変更に要する時間。認証がとれた後で86400等に変更しましょう)
VALUE SSLなうのTXTレコードの値(ダブルクオーテーション””)は不要。

(5)登録が完了したら、サーバーに反映されたかを確認します。「nslookup(dig)テスト【DNSサーバ接続確認】(CMAN)」にアクセスし、以下のように入力します。

DNSレコードの確認

nslookupの実行結果で、先ほど登録したTXTレコードの値が確認できればOK。

ここで確認しないまま登録ボタンを押すと、DNSサーバにまだ値が登録されないままとなり、所有確認に失敗します。失敗した場合は再度TXTレコードを取得し、登録しなおしとなります。

この時、TTLの値を300としているため、300秒後に次の設定が反映されます。余り短くし過ぎるとサーバーに負荷をかけるため注意しましょう。

(6)SSLなうに戻り、確認を押します。

ドメイン名の所有確認の確認ボタンを押す

(7)成功すると、証明書発行申請に移ります。僕の場合なぜか黒い画面のまま先に進めなかったのですが、リロードすれば成功しました。ここから先スクリーンショットを保存していないので、手順だけ解説します。

(8)証明書発行画面では、「RSA秘密鍵」を選択し、「証明書発行申請」をクリックします。

(9)「cert.pem(サーバー証明書)」「chain.pem(中間証明書)」「fullchain.pem(サーバー証明書+中間証明書)」の3つが発行されます。このページは開いたままにしておいてください。

5.mixhostにSSL証明書を登録する

mixhostでは、cPanelという管理画面を使います。

(1)cPanelにログインし、セキュリティタブから「SSL/TLS」を選択します。

SSLを登録する

(2)画面を下までスクロールし、下記の図の画面で、SSLなうからそれぞれの値を転記します。

SSL証明書の登録

最後に証明書のインストールを押して、正常に設定が完了すればOK。

設定の確認はhostsファイルを利用して、新サーバーにアクセスできるようにしてから確認しましょう。無事にURLがhttps://にアクセス出来ていて、Google Chromeだと以下のようにでていればOK。

httpsの確認をする

6.DNSサーバーの設定を変更する

最後に、wpxクラウドにしていたAアドレスの設定をmixhostサーバーへ変更します。尚、ドメインサーバー設定をmixhostのものに変更してもOKです。僕は先日wpxクラウドがDDoS攻撃で落ちた時に、DNSサーバーが攻撃されたためだったので、リスク分散もかねて、このままドメイン管理会社のものを使用します。

(1)mixhostのサーバーのIPアドレスを確認します。mixhostのcPanelにアクセスし、サーバー情報を選択します。

mixhostのサーバー情報

専用のIPアドレスに記載のIPアドレスをメモしましょう。

専用のIPアドレスをメモ

ここで、「3.DNSサーバの設定を変更する」で実施したAレコードの設定のIPアドレスを、mixhostのIPアドレスに変更します。

枠の中をmixhostのIPアドレスに変更する

最後に確認・登録を押して完了。

これでSSL認証が途切れることなく、新サーバーへの移行が完了しました。

メモ:SSL証明書は3か月で切れるが、自動的にmixhostのSSL証明書に移行される

今回使用したSSLなうのSSL証明書は有効期限が3か月です。その後はmixhost側のSSLに自動的に切り替わるので心配しなくてもOKとのこと。

まとめ:mixhostに移行して速度がアップした

今回結構手間がかかりましたが、おかげで12月上旬のアクセス増加の影響を最小限に抑える事ができました。さらに嬉しい事にGoogleのSite speed checknの結果が85→90になり、5ポイントアップしました。

Site Speed Checkの結果

結果として、移転は大成功でした!

MixHostについて内容を確認する(mixhost公式)

以上!

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