クリスタ用のショートカット操作に最適な左手ツール”Razer Tartarus V2”レビュー

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こんにちは、ゆきです!

PCでイラストを描く際に、ペンタブレットや液晶タブレットのペンに加えて、左手で利用できるキーボードを使うととても効率的に絵を描くことができます
効率的に絵が描けると、沢山の絵を短時間で描くことができ、上達の時間も早まります。

僕はいくつか左手ツールを利用してきましたが、そんな中で最も便利だったのがRazer Tartarus V2です。

左手キーボード Razer Tartarus V2とは?

Razer Tartarus V2は元々ゲーミング用の左手キーボードです。見た目は以下の通りで20個のボタンとホイールボタン、8軸スティックボタン等で構成されています。

ホイールボタンがとても便利

タルタロスが他の左手キーボードと比較して良い点は、ホイールボタンが付いているところ。これがイラストを描くのに最適なんです。

イラストを描く際には、クリスタの拡大縮小や回転、ブラシサイズの変更等、微調整をしながら描きます。これをボタンショートカットやブラシサイズの選択でやるのは、何度もボタンを押す必要があり結構大変。

ブラシサイズを直接選択した場合
ブラシサイズを直接選択した場合

ブラシサイズを的確に選択できるので、これはこれでメリットはあります。

ホイールボタンなら頻繁な微調整がしやすいです。ブラシサイズを少し大きくしたり、少し小さくしたりが得意です。僕はブラシサイズの変更を頻繁に行うので、ホイールボタンにはブラシサイズの変更を割り当てています。

ただ、当然以下の画像のように大きなサイズ変更には少し不利ですが、そこは直接選択と併用すればOKです。

ホイールスクロールのサイズ変更
ブラシサイズをホイールスクロールで選択した場合。
遠くを選択するのはちょっと苦手です。

こちらの商品を使う前は、Surface Dialを利用してブラシサイズの変更をしていたのですが、流石に左手キーボードとSurface Dialの併用は結構大変でした。タルタロスのお陰で1つのツールで完結するのでより効率があがりました。

キーボードは自由にキー割り当て可能

キーボードには、Tartarusのソフトウェアでボタンの指定が可能です。デフォルトのキー設定は次のような形になっています。キー配置は自由に変更可能なので、使いたいボタンを割り当てることができます。

残念ながら、ソフトウェアで制御しているため、ソフトウェアが起動していなければショートカット変更は効きません。起動時に自動で起動しますが、起動されていない時はデフォルトのキーボード設定が反映されます。

Razer Tartarusをクリスタで使うには?

Razer Tartarus(タルタロス)をClip Stadio Paint(クリスタ)で使うのに特別な設定は不要です。USBにタルタロスを挿すと、ソフトウェアのインストール画面が出るので、説明に従ってそのままインストールしてください。

ソフトウェアのインストール完了後は、クリスタのショートカットキーの設定とタルタロスのキーボード設定を合わせる必要があります。クリスタのショートカットキー設定を参照しながら、それに合うようにタルタロスのボタンを設定しましょう

クリスタのショートカットキー設定は次の箇所にあります。

ファイルメニューの中にショートカットキー設定がある。

タルタロスのクリスタでの設定例

僕が設定したのは次のような感じ。

主な変更点は上の図で緑色になっている箇所で、次の通りです。何故か8軸スティックは緑色になっていませんが、こちらも変更しています。

  • キーボードの上2列は数字キーとして、ブラシツールを割り当てています。
  • マウスホイールにはブラシの大小と、クリックで全体表示を設定しています。
  • 小さなボタンにはC(選択色と透明色の切り替え)
  • 上下で拡大、左右で回転

まとめ:タルタロスはイラストの効率が絶対にあがる

Razer Tartarusは少し値段が張りますが、ショートカットを多用する事でツールの切り替えがスムーズになりますし、絶対オススメの左手キーボードです。

特に短い時間で作業を行う必要がある場合には、作業の効率化は必須。ツールを使いこなして時間を上手くやりくりできるようになると、より絵の練習や作業に集中できるのでオススメですよ!

以上!