Switch Bot(スイッチボット)で低コストで家の家電をスマートホーム対応できるぞ!
こんにちは、ゆきです!
Google HomeやAmazon Echo等のスマートスピーカーを使って、自宅をスマートハウスにしたい…と思っても、中々既存の家の設備を改造するのも大変ですよね。
そんな時に便利なのが、家の中のスイッチを押してくれるロボットです。その名もSwitch Bot(スイッチボット)。
今回はそんなSwitch Botをご紹介します。
目次
Switch Bot(スイッチボット)とは何か
Switch botはお家をスマート化するためのデバイスのシリーズです。
現在9種類の機器ラインアップがあり、それぞれ以下の特色があります。
Switch Botシリーズのラインアップと特色
- Switch Bot ボット:物理スイッチを押すロボット
- Switch Bot Hub Plus:Switch Botシリーズの管理と赤外線リモコンの家電の操作
- Switch Bot Hub Plus mini:Switch Bot Hub Plusの廉価版
- Switch Bot 温湿度計:部屋の温湿度を計測するセンサー
- Swtich Bot スマート加湿器:Switch bot hubと連携可能な加湿器
- Switch Bot スマートプラグ:Switch bot hubと連携可能なコンセント
- Switch Bot カーテン:カーテンを開け閉めしてくれるロボット
- Switch Bot リモートボタン:ボットとカーテンをスマホなしで動作させることが出来るボタン
- Switch Bot Hub mini専用コネクタ:Switch bot Hub miniをEcho flexと接続するコネクタ
Switch bot ボットはスイッチを押すデバイス
Switchbot ボットはその名の通り、物理的なスイッチを押すためのデバイスです。
下の写真のように小さなアームを使い、上から押せるものであれば何でも押すことができます。
実動作時には多少下まで行くため、平らなボタンでもOK。ここまで行くと外れてしまいそうですが、強力な3Mの両面テープが使用されており、スイッチを押す反力で取れるということはありません。
設置例
- 電気のスイッチ
- お風呂の給湯器リモコン
- コーヒーメーカー
- パソコンのスイッチ
スイッチボットはスイッチのオンだけでなく、オフも可能
先ほどの動作だけ見ると、押すしかできないように見えますよね?
自宅の電球のスイッチは入り切りする必要があるため、そのために2つ用意しないといけないのではと思うかもしれませんが、その心配は不要。
実はスイッチボット1つでオンオフ両方可能なんです。
以下の写真のように、スイッチボットにはスイッチ引き上げ用のパーツが同梱されています。これを使うと、オフの信号を受信した場合に、アームが閉じ、それと同時に押したスイッチを引き上げます。
ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、後程動作例を紹介します。先に見たい方はこちら。
スイッチボットのBluetoothは離れた距離でも通信できる
我が家で試したところ、スイッチボットのBluetoothは10m程度は余裕で届きます。
さらに、スイッチボット同士はBluetoothでメッシュネットワークを構築することができるため、遠い部屋のスイッチボットAも、間の部屋にスイッチボットBがあれば、スイッチボットB経由でスイッチボットAにアクセスすることができます。
スイッチボットに含まれるもの
スイッチボットには、本体・取扱説明書・予備の両面テープ・スイッチ引き上げ用パーツが含まれます。
Switch Bot hub(mini)はSwitch Botシリーズとリモコン操作の家電の管理ができる
Switch Botボットを単独で利用する場合は、スマホアプリでのみ操作することができます。しかもBluetoothのみになるので、近くに寄らないと操作する事が出来ません。
また、他のスイッチボットシリーズとの連携も基本的に、このSwitch Bot hubがある事で真価を発揮します。
しかし、下記のSwitch Bot hub plusを利用することで、複数のスイッチボットを一括管理し、Wi-Fiネットワークと繋ぐことができるようになります。
スマートスピーカーで操作したり、家の中でどこに居ても操作したい場合は、Switch bot Hub Plusを利用しましょう。
Switch Bot Hub Plusは他の家電のリモコンを集約できる
Switch bot Hub Plusには赤外線リモコンの学習機能があります。
これにより、他の家電のリモコンを覚えさせ、代わりにSwitch Bot Hub Plusから操作することができるようになります。
以前は事前に用意されていた家電しか操作できませんでしたが、現在はカスタムモードでリモコンを学習させることができるようになりました。
Switch bot Hub Plusの概要や設定方法などの詳細は次の記事で解説しています。
Switch Bot HubとSwitch Bot Hub miniの違い
Switch bot HubにはSwitch bot hub miniという製品もあります。
2つの違いは、Switch Bot Hub Plusには、LEDによる本体発光色の変更とACアダプタが付属している事です。
mini版は本体が発光する機能はなく、給電はUSBケーブルからとなるため、コンセントにUSBのマルチタップを付ける等して工夫する必要があります。
このUSBからの電源供給については、後述のEcho Flexとの接続用コネクタを利用すると、便利に使う事が出来ます。
Switch Bot 温湿度計
Switch Bot 温湿度計は、設置することで温湿度を計測するデバイスです。
こちらを利用すると、温度や湿度に応じて、登録済みのスイッチボットシリーズの操作や、スマートリモコンで登録した家電の操作が出来るようになります。
気温が26度を超えると、エアコンをつける!なんてこともバッチリOKです。
Switch Bot スマート加湿器
Switch Botスマート加湿器は、Switch Bot温湿度計と連携して加湿することができます。
また、スマートスピーカーによる音声操作も可能です。
Swtich Bot スマートプラグ
Switch botスマートプラグはコンセントに挿す事で家電製品のオンオフを行う事ができるスマートプラグです。
こちらもスマートスピーカーによる音声操作もできますし、タイマーによる起動・停止も可能です。
Switch Bot カーテン
Switch Bot カーテンは、カーテンを自動で開け閉めしてくれるロボットです。
光センサーが内蔵されており、照度によって開閉することもできますし、勿論スケジュールやスマホからの操作にも対応しています。
朝、カーテンが自動的に開いて目覚める事が出来ると、そのスッキリ度が全然違うので、目覚めが悪い人には是非オススメしたい商品です。
Switch Bot リモートボタン
Switch Botリモートボタンは、SwitchbotカーテンやSwitchbot ボットをリモコン操作できるようにするためのデバイスです。
Bluetoothで動作し、スマホアプリでの操作がメンドクサイ・スマートスピーカーが上手く認識しないのでイライラする、というような人にオススメの機器です。
Switch Bot Hub mini専用コネクタ
Switch Bot hub mini専用コネクタは、Switch Bot hub miniをEcho Flexと直接接続する事が出来るコネクタです。
元々Switch bot hub miniはUSBケーブルしか付属されておらず、電源供給しにくいのがデメリットでした。そこでUSBから電源供給が出来るEcho Flexと直接接続できるようにしたのが、このコネクタです。
Switch botシリーズのメリット・デメリット
Switch botのメリット
スマートリモコンの中でも値段が安い
Switch botの各機器はどれも安価に購入することができます。
特にスマートリモコンとして利用できるSwitch bot hub miniの安さはかなりのものです。
機器 | 価格 |
---|---|
Switch bot ボット | 3,980円 |
Switch bot hub Plus | 5,980円 |
Switch bot hub plus mini | 3,980円 |
Switch bot 温湿度計 | 1,980円 |
Switch bot 加湿器 | 4,980円 |
Switch bot カーテン | 8,980円 |
Switch Bot リモートボタン | 1,980円 |
Switch bot スマートプラグ | 1,980円 |
物理スイッチが押せるボットの存在が優秀
多くの家庭ではリモコンが無く、ボタンのみで動作する家電製品も多いと思います。
そんな場合でもスマートホームに組み入れる事ができるのが、このSwitch bot ボットの優秀なところ。
この存在だけで後のデメリットをかき消せるレベルです。後程紹介しますが、よくある家庭のスイッチを何の改造もせず押せるのは本当に便利です。
Switch botのデメリット
センサーが温湿度(別売り)のみ
Switch Botシリーズはセンサーを内蔵している商品はSwitch bot 温湿度計のみです。
このため、人感センサーや照度センサーを利用して、家電やスイッチボットを操作することはできません。
暗くなったら電気をつける、というような事をしたい場合は別の製品で対応する必要があります。
Switch bot アプリが少し使いづらい
Switch Botのアプリは、機器ごとに動作が規定されます。このため、何かを操作するのに「デバイス選択」→「家電選択」→「操作」という3つの行動が必要です。
他のスマートリモコンは登録された家電が並んでいるので、デバイス選択をする必要がありません。1アクション少なく済むので、操作が楽です。
Switch bot Hub Plusのリモコン登録機能は更に使いづらいです。
というのも、事前に登録されている家電(プリセット)が上手く動作しない事が多いんです。このため、カスタム登録機能で1つずつ登録しなければなりません。
日本の家電製品をスムーズに利用したり、センサー込みで操作したい場合は、少し高いですがNature Remoをオススメします。
Switch Bot ボットの取り付け方のコツと設定方法
今回は試しにスイッチボットを日本の伝統的な電気のスイッチにつけてみました。
スイッチボットの取り付け方
スイッチボットはうまく取り付けないと、スイッチをオフにする挙動でうまく動作しません。
適切に動作する例
スイッチボットは以下の写真のように、スイッチに対して横向きにつけましょう。こうすることで、オン・オフともに適切に動作します。
スイッチがうまく動作しない例
以下の例は、スイッチボットがうまく動作しない例です。スイッチを押すことはできるのですが、引き上げる力が不足してしまうのか、逆の動作はできませんでした。
スイッチボットのアプリ設定方法
スイッチボットは単独では動作しません。操作するにはアプリが必要です。以下からダウンロードしましょう。
SwitchBot
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(1)アプリを開くと、自動的に近くのスイッチボットを検索します。
(2)スキャンが完了すれば、真ん中のボタンをタップすることで、スイッチボットのアームが動き、ボタンを押してくれます。
ただ、これはボタンを押すだけのモード。オン・オフするためには、ボタンのすぐ下にある歯車アイコンをタップしましょう。
(3)セットアップ画面に移動します。「壁スイッチを使用します」をオンにします。また、あわせてパスワードも設定しておくとよいです。デフォルトのままだと誰でも操作できてしまいます。
(4)壁スイッチモードになると、アプリが以下の画面となり、オン・オフの操作が可能になります。これでスイッチボットがボタンを押す・ボタンを引き上げるという動作を行うことができるようになります。
スイッチボットでスイッチを制御してみた
実際にスイッチをオン・オフしてみたのが以下の動画。
まとめ:スイッチボットは家のあらゆる機器をスマート化できるデバイス
スイッチボットは本当に使い勝手の良いデバイスで、様々なボタンやスイッチをオンオフできる点が非常に優れています。スマート化できないような既存の家電製品やスイッチが押せるようになるので、古い家屋の家中の電気を消すことだってできます。
他の家電もまとめて操作したり、Amazon Echo等のスマートスピーカーと連携する場合はあわせて以下の製品もどうぞ。
以上!
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