Clip Studio Paint(クリスタ)で自作のブラシを作る方法

Clip Studio Paintでブラシを作成する方法

こんばんは、ゆきです!

Clip Studio Paintでイラストを書く際には、デフォルトで用意されているブラシ以外にも、自作のブラシを作ることができます。

自作のブラシがあると、塗りの表現の幅が広がるため、非常に便利なんです!

今回はそんな自作のブラシの作り方について解説します。

自作ブラシの作り方

ブラシ用の画像データを作る

まず初めにブラシの先端用の画像データを作成します。

(1)ファイルを新規作成します。

ブラシの画像データファイルを新規作成する

(2)ファイルのサイズを入力し、表現色を「カラー」から「グレー」に変更します。グレーに変更しておかないと、ブラシ化したときに色が黒のままになるため、必ずグレーに設定しましょう。

ファイルの設定で表現色をグレーに変える

(3)ブラシ用の画像を書きます。今回は雲のテイストが入った平筆を作ってみる事にしました。

ブラシ先端画像を書く

(4)完成した画像を素材登録します。「編集」から「素材登録」→「画像」を選択します。

作成した画像を素材登録します

(5)素材名を入力し、「ブラシ先端形状として使用」にチェックを入れます。保存先はどこでもよいですが、分かりやすいようにブラシとしました。完了したら「OK」をクリックします。

以上でブラシ用の画像データの登録は完了です。

ブラシを作成する

次にブラシを作成します。ブラシはどれかのサブツールをベースに編集していきますが、今回は透明水彩をベースに作成します。

(1)「透明水彩」を選択し、右下の「サブツールのコピーを作成する」ボタンをクリックします。

ブラシを新規作成する

(2)筆の名前を付けて、ツールアイコンを選択します。入力が完了したら「OK」をクリックします。

ブラシに名前を付ける

(3)ブラシのプロパティを編集していきます。先ほど作成したブラシを選択し、「ツールプロパティ」から右下にあるスパナアイコンを選択します。

ブラシのプロパティを編集する

(4)「サブツール詳細」が開きます。初めにブラシの先端形状を登録するため、「素材」を選択します。

ブラシのプロパティを細かく編集する

(5)先ほど作成したブラシを選択し、登録します。検索ウィンドウに登録名を入れると早く選択できます。

作成したブラシを登録する

(6)ブラシの登録が終わったあとは、好みの書き味になるように調整します。例えば間隔を調整すると、以下のような書き味の変化になります。

ブラシの設定をいじる

サブツール詳細を出したままでも画面に書き込めます。これで書き味を試しながら調整可能!

最終的に次のようなブラシにしてみました。雲を塗ったり、厚塗り用のイメージ。

最終的に出来上がったブラシ

トラブルシューティング

作成したブラシの色変更ができない・黒から変わらない

作成したブラシの色が色変更できない場合は、ブラシに使用した画像データのレイヤー設定がカラーになっている可能性が高いです。

ブラシの画像を描いた「レイヤープロパティ」から、図のように「表現色」を「グレー」に変更しましょう。その画像データをもとにブラシを作成すれば、色が変更できるはず。

レイヤープロパティをグレーに変える

以上!