IoT初心者にオススメ!センサーとすぐ繋げるNefry BTを使ってみた(初期設定編)
こんばんは、ゆきです!
6月ごろにCodeZineの記事で簡単にIoTに取り組めるデバイスがあるという特集をやっていました。
ちょっとした電子工作をやってみたいけど、はんだ付けの設備も経験もないし、他のIoTデバイスはネットワーク設定とか複雑だし…という悩める初心者に向けたデバイスだそうで、何だかRaspberry Piよりも導入にはよさそう。
なんとそのデバイスがクラウドファンディングでデバイスの購入者を募るという事で、折角なので応募してみました。
その名もNefry BT(ねふりー)。
7月末にプロジェクトが成立し、送付されていたのを今さら触り始めたので、少しずつ紹介していきたいと思います。
Nefry(ねふりー)ってなに?
Neftyは、dotstudio株式会社が設計・製造している電子デバイスです。名古屋大学の学生さんが作ったデバイスだとか…!すごい(小並)。
色々特長があるんだけど、ざっくりと以下のような感じ。
Nefry BTの特長
- フリスクサイズという謳い文句の通り小型。
- USB給電可能。モバイルバッテリーチャージャーでも十分動く。
- 5V, 3.3V, GPIOのようなRaspberry Piに基本的に備わっているピンに加え、アナログ入出力にも対応。
- Grooveという簡単に抜き差しできるコネクタのセンサーに対応。僕はまだ使ったことないんだけど、便利そう。
- Arduino IDEという便利な開発環境化でプログラミングできる。言語はC言語風でとっつきやすい。
- 便利なネットワークサービスと簡単に接続できる。ちょっとした設定でtweetさせたりできるみたい。
とはいえ使ってみないと判らんのでさっそく使ってみよう!
開発環境のセットアップ(Windows編)
Nefry BTは、Arduino IDEという開発環境を利用するので、まず最初にそれをインストールしないといけません。始めてのArduinoだったので、僕はここから。
(1)Arduinoの公式サイトから、Arduino IDEをダウンロードします。
僕はWindows appストアからインストールしました。特に設定もなくインストールが完了します。
次にNefry用の設定を行います。
(2)[ファイル]→[環境設定]を選択。
環境設定が開いたら、追加のボードマネージャの所に下記のURLを入力します。
入力出来たら、OKを押します。
(3)次にボードをNefry BTにするために、ボードマネージャを起動します。[ツール]→[ボード:XXX]→ボードマネージャを起動。
オレンジ色の枠内にNefryと入力します。
すると、Nefryのパッケージが出るので、最新のバージョンをインストールします。
これで開発環境のセットアップは終わりです。簡単!
Nefry BTの起動とWifi設定
さて、いよいよNefry BTを起動!
電源が入ったら最初にWi-Fiの設定を実施します。
無線ネットワークの1つに、NefryBT-XXXXというアクセスポイントが出るので、そこに接続します。
接続が終わると、自動的にブラウザが起動し、以下のような画面になります。
ブラウザが起動しないときはhttp://192.168.4.1にアクセスすればよいとの事。
メニューの中の[Setup WiFi]を選択しましょう。
WiFi設定画面になるので、ご家庭の無線環境に合わせたSSIDを選択し、パスワードを入力しましょう。
なぜかSavaになっていますが、Saveボタンを押せば自動的に再起動されます。
再起動後、自動的に家庭内LAN環境に合わせたIPアドレスがディスプレイに表示されるため、そのIPアドレスにアクセスすれば、先ほどのNefryとの接続画面が出てきます。
以上で設定は完了です!
Nefry BTを使ってみた感想
LED点灯(Lチカ)まで試してみましたが、Raspberry Piと比べると初期設定~Lチカまで素早くできます。手順も簡単なので、初心者でもすぐにお試し回路を作ることができます。
一方、まだデバイスが多く世に出ているとはいえず、色々な設定例や構築例が少ないところは欠点かも。
個人的に電源がモバイルバッテリーでもよい点が非常に高評価。
これだと外にバッテリーチャージャーに挿したまま置いておけば、電源や通信用のケーブルを家の中に引き入れなくてもWifi経由でデータが取れるので、僕の家庭菜園IoTには大活躍してくれそうです。
そんなNefryはDotstudioさんのところで購入できます。
次はLチカ編!
IoT初心者にオススメ!センサーとすぐ繋げるNefry BTを使ってみた(LED点灯・Lチカ編)
以上!
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