【2021年最新】Amazon EchoとGoogle Nestどちらを買うべき?違いを解説します。

こんにちは、ゆき(@Yuki_no_yabo)です!
Amazon EchoとGoogle Nestは、どちらも同じスマートスピーカーですが、どっちを買えばよいのか悩んでしまいますよね。
僕はどちらのスマートスピーカもスマートディスプレイも持っており、2年以上使い倒してきました。
今回はその経験から、両者の機能比較を交えながら、どちらがオススメか解説します!
結論から言うと、今から買うなら間違いなくAmazon Echo。
特に、初めて購入する方はAmazon Echo show5をオススメします。
目次
Amazon EchoとGoogle Nestの違いをまとめて比較
標準対応のサービスの違いを一覧化してみた
ここでは標準的なサービスの違いを一覧化しました。
以前は機能が劣っていたAmazonですが、今ではAmazon Echoの方がかなり優秀になりました。
ただ、音声認識の精度はやはりGoogle Nestが一番ストレスが少ないです。
項目 | Google Nest | Amazon Echo | 優秀なのは? |
---|---|---|---|
音楽を再生する | YouTube Music Spotify (Free / Premium) dヒッツ AUうたぱす AWA | Amazon Music/Free/Unlimited Spotify(Free/Premium) dヒッツ AUうたぱす Apple Music AWA | Echo |
動画を再生する | Youtube U-NEXT DIGA Netflix | Amazon Prime Video パラビ | Nest |
ニュース・ラジオ・Podcast | Radiko Podcast その他30社以上 | ラジオニュース(NHK) Tunein その他300社以上 | Echo |
天気予報 | 世界各国対応 | 世界各国対応 | 同じ |
アラーム・タイマー | 対応 | 対応 | 同じ |
スケジュール確認 | Googleカレンダーのみ | Google Microsoft Apple | Echo |
リマインダー | 対応 | 対応 | 同じ |
TVとの連携 | Chromecastとの連携 | Fire TVとの連携 | 同じ |
本の読み上げ | 対応(Google Play) | 対応(Kindle) | 同じ |
ショッピング | 出来ない | Amazon | Echo |
Bluetooth対応 | 本体をBluetoothスピーカーとして使用可能 | Bluetoothスピーカーへ出力可能 | |
知りたい事を調べる(検索) | 出来る | 出来る | 同じ |
多言語翻訳 | 対応 | 対応(応答悪い) | Nest |
株価 | 対応 | 対応 | 同じ |
スポーツの結果 | 対応 | 対応 | 同じ |
計算 | 対応 | 対応 | 同じ |
単位換算 | 対応 | 対応 | 同じ |
お店の場所・行き方 | 対応 | 対応 | 同じ |
リストを作る | 対応 | 対応 | 同じ |
デバイス間通話・電話 | 対応 | 対応 | 同じ |
スマートホーム | Works with Googleで対応 | スキルで対応 | 同じ |
デバイスを探す | Android端末を探す | 追加スキルにて対応 | 同じ |
IFTTT対応 | 対応 | 対応 | |
対応アプリ | 300種以上 | 3500種以上 | Echo |
標準的な機能だけ見ると、Amazon Echoの方が優秀です。
Amazon Echoの機能を拡張するスキルと呼ばれるアプリも、3500種以上と多くあります。
一方、Google Homeの優位性は動画再生に優れていることと、音声認識の精度が良い事の2点です。
Amazon Echoの強みと弱み

Amazon Echoの強みは、Amazonの様々なサービスや機器と連携している点です。
中でもKindleの読み上げが出来るのはAmazon Echoだけの特権で、ラジオ感覚で本を聴くことができます。
動画コンテンツ以外はAmazon Echoの方が同等か優れています。
本体の価格も頻繁にセールされて安いので、初めてのスマートスピーカーにはAmazon Echoをオススメします。
Amazon Echoの強み
- 音楽再生サービスの対応が多い。Apple Musicに対応できているのはAmazon。
- カレンダー・リマインダーやリストなど管理系のコンテンツに強い
- Amazonのショッピングが利用できる
- Kindle本の読み上げができる(スゴイ!)
Amazon Echoの弱み
- 翻訳やお店の検索など、一部機能でGoogle Homeよりも回答内容が劣る
- 【2020年版】2年使って判ったAmazon Echoシリーズのおすすめはコレだ!違いを解説【全9種類比較】
- 【最新】Amazonデバイスのセール情報・安く買う方法(Echo/Kindle/Fire HD/Fire TV)
Google Nestの強みと弱み

Google Nestは優れた製品なのですが、日本でのシェアが弱いためか拡張機能が少ないのが難点。
ただ、音声認識の精度やGoogleの各種サービス(YoutubeやGoogle Meetなど)との連携がスゴイです。
Amazonは普段使わず、Googleサービスをよく使うという方はGoogle Nestをオススメします。
Google Homeの得意なこと
- 動画配信サービスの対応が多い。Youtubeに対応できているのはGoogleだけ。
- Google Play Music/YouTube Musicで好きな音楽をアップロード可能・Google Homeで再生可能
- 言葉を調べる機能(言語検索・多言語翻訳など)が優秀
- 店検索や渋滞情報などの精度が高い
- 他社サービスとの連携に弱い
主要なサービス・機能の比較

AIの音声認識率と応対能力
音声認識AIとしてGoogle NestにはGoogle Assistant(グーグルアシスタント)が、Amazon EchoにはAlexa(アレクサ)が入っています。
2017年1月に米国のStone Temple Consultingが行った調査によれば、音声認識率と質問への回答能力という観点で見れば、グーグルアシスタントの方が優秀であったとのこと。
日本語で実際に双方を比較したところ、音声認識の能力は殆ど差が無いように感じます。
Google Nestだけではなく、Amazon Echoも高い音声認識を実現しており、使用にストレスはありません。
ただ、Google Nestでは、色々な言葉の意味を調べたり、翻訳したり可能で、この「検索・質問への回答」機能はGoogle Nestの方が優秀です。
音楽再生・配信サービス
音楽再生に関しては、Amazon Echoの方がApple Musicに対応している分優秀です。
Google Home | Amazon Echo |
---|---|
YouTube Music Spotify (Free / Premium) dヒッツ AUうたぱす AWA | Amazon Music/Free/Unlimited Spotify(Free/Premium) dヒッツ AUうたぱす Apple Music AWA |
どちらもSpotify Freeにも対応しており、広告付きにはなりますが、無償で音楽配信サービスも利用することができます。
ちなみにAmazonの場合、Amazon Music Freeという無償の音楽配信サービスも提供しています。
普段どの音楽配信サービスを利用しているか、に応じてスマートスピーカーを選ぶのが良いです。
Google Nestの音楽のお気に入り機能はとても便利
Amazon Echoを暫く使ってみたのですが、音楽配信サービスはYoutube Musicをダントツで使っています。
なぜかというと、Google Nestに「この曲好き」と伝えた時に、「お気に入り」というプレイリストに曲を組み込んでくれる機能がとにかく便利だから。
僕は割と気に入った音楽をヘビーローテーションします。なので好きな曲だけを登録したプレイリストが作れるGoogle Nestは音楽を聴くのには最適な相棒です。
Amazon Echoは評価を保存するだけなので、聞きたい曲だけ再生されるわけではないんですよね…。
また、自分の好みの曲が含まれていない場合でも、Youtube Musicには自分の持っている曲を50,000曲までアップロードできる機能があるため、好きな曲がかけられます。これも僕には本当にあっていました。
ニュース
Google NestとAmazon Echoは共にニュースの読み上げ機能を持っていますが、それぞれ微妙に機能が異なります。
まずGoogle Nestは、基本機能として様々なメディアのニュースの読み上げが可能です。
NHK以外にはラジオ日経や、TBSニュースラジオ等、10以上のメディアが参画しています。ニュースの読み上げは、それぞれのニュースソースを指定することが出来ます。
一方のAmazon EchoはデフォルトはNHKラジオニュースのみ。ほかのニュースソースはアレクサスキルの追加によって対応することができます。ニュースソースは300以上あり、Amazon Echoの方が種類は多いです。
但し、Amazon Echoはニュースソースを指定して再生することが現状出来ません。
すべてのニューススキルが「ニュースを教えて」から起動するので、登録したスキルが順番に1つずつ再生されます。
聞きたいニュースソースだけ再生ということが出来ないので、普段から聞くニュースは限定する必要があります。
カレンダー・リマインダー
カレンダー・リマインダー機能はAmazon Echoの方が充実しています。Google、Microsoft、Appleのカレンダーと連携が可能で、カレンダーに予定を登録したり、リマインダーの設定が可能です。
一方、Google NestはGoogleカレンダーのみ。他のカレンダー機能を使っている方には不便です。
動画配信サービスやテレビとの連携
Google HomeはChromecastを販売しており、AmazonはFire TVを販売しています。
これらのデバイスを追加で購入することで、いずれの機器でもテレビをスマートスピーカーから操作することができます。
※テレビがHDMI操作機能に対応している必要があります。
対応している動画配信サービスにも差があります。
Google Nest Hubが対応サービスでは圧倒的。ただ、小さい画面のスマートディスプレイでどこまで見るかは正直疑問が残ります。
僕ならタブレット端末で見てしまいます…。
Amazonでは当然Prime Videoを再生することが出来ますが、これはGoogle Homeからは利用できません。逆にYouTubeはAmazon Echoでは利用できません。
Google Nest Hub | Amazon Echo show |
---|---|
Youtube U-NEXT DIGA Netflix | Amazon Prime Video パラビ |
ショッピング
Amazon EchoではAmazonの強力な通販機能を活かしたショッピング機能があります。
普通の商品の注文に加え、カートへの追加、同じ商品の再注文などを実施することが出来ます。
既に買うものが決まっている場合は便利そうですが、例えばUSBケーブルが欲しい時とかに、商品が見えないとちょっと怖いです。結局ウェブサイト側から注文してます…。
この機能はEcho ShowやEcho Spotのディスプレイ付きのEchoシリーズの方が安心です。
Google NestとAmazon Echoのハードウェアの違い
ハードウェアのラインアップはAmazonが豊富
Amazon EchoはGoogle Nestに比べて商品のラインアップが豊富です。その差は次の通り。

最近はスマートディスプレイが主流
スマートスピーカーに比べ、スマートディスプレイの方が情報を文字で表示できたり、タッチディスプレイによる操作に対応できるため、機能が多いです。
このため、現在ではスマートスピーカよりもスマートディスプレイの方が主流だと感じますし、実際に使いやすいです。
ただ、音楽再生がメインだという方はスマートスピーカーの高音質タイプが一番音が良いのでオススメです。
スマートホームハブとしてのAmazon Echo
Amazon Echoはスマートホームを担う機器として、無線規格のZigbeeに対応しています。
この規格への対応により、簡単に様々なデバイスと接続することができます。
音質の比較
Google NestはAmazon Echoよりも音質が良いです。
特に最近出たEchoとNest Audioを比較すると、若干Echoの方はくぐもった感じに聞こえます。
ただ、EchoはAUXの入出力が出来るのでPCのスピーカーとしても利用できるのは便利です。
マイク機能(聞き取り能力)
聞き取り能力はAmazon Echoの方が優秀です。
テレビの近くでAmazon EchoとGoogle Homeを利用していますが、テレビの音が大きいとGoogle Nestに呼びかけても応答してくれないことがあります。
一方のAmazon Echoは隣の部屋でも反応するので、呼びかけに応答しないストレスは少ないです。
サードパーティ製のアプリケーションによる違い
両者ともに開発ツールが用意されており、AmazonやGoogle以外のアプリケーションをスマートスピーカーに追加することができます。
種類はAmazonの方が多く、多様な応答が可能です。
Amazon EchoはAlexaスキルが3000種類以上ある
Amazon Echoは3000種類以上のAlexaスキルが登場しています。銀行口座の残高照会、株価チェック、タクシーの配車、レシピ検索、初音ミクと話す等多様な機能の充実が発表されています。
個々のスキルはスマホのアレクサアプリ上でオンオフを切り替えます。オンにしている物だけが使える仕組み。
Google Assistantよりも圧倒的に数が豊富で、かつアレクサの最大の特徴は情報をスマホのアレクサアプリに送信してくれる点。
例えばGoogle Nestの食べログアプリは店舗検索をすると、オススメ3店舗のすべての情報と1件の口コミを読み上げます。3店舗すべての情報を得るのに5分くらいかかります。
一方、アレクサで同じスキルを使用すると、情報を読み上げると同時にアレクサアプリに検索結果を送信してくれます。お陰でオススメ3店舗の情報をすぐに確認できるようになっています。
これは便利でした。
Google Nestは数百種の拡張機能があるが、探しにくい
一方のGoogle NestはWorks on Googleと呼ばれる機能により、国内で数百種サービスが現在のところ追加されています。
しかしこちらは、目的の機能が探しにくいです。一覧になっているとありがたいのですが、Googleのオススメばかり…。
どちらを買えばよい?購入時の選定のポイント
これまで違いを色々と比較しましたが、結局どちらを買えばいいのか?というと、僕の現時点でのオススメはAmazon Echoです。その理由とは…?
Google NestとAmazon Echoの違いをおさらい
下記の点で両社に強み・弱みがあります。
Google Nest | Amazon Echo | |
強み |
|
|
弱み |
|
|
スマートスピーカーの利用シーンと選定ポイント
僕がGoogle NestやAmazon Echoを購入して変化があった生活シーンを考えると、次の点なんです。
- 日常的に音楽再生するようになった
- アラーム・タイマーはスマートスピーカーでセットするようになった
- 疑問点はとりあえずスマートスピーカーに聞いてみる
- 天気予報はスマートスピーカーで聞くようになった
- カレンダーやリマインダーでスケジュールチェック
- テレビの操作はスマートスピーカーで行うようになった
- スマートディスプレイで電話をかけるようになった
これらの機能でGoogle NestとAmazon Echoの違いはありません。
このため、より低価格で利用可能なAmazon Echoを最初の導入にはオススメしたいです。
まとめ:現状のおすすめはAmazon Echo
利用コスト安価でスピーカーの音質・拡張性が良いこと、日常的によく使う機能にほとんど差がないことから、僕のおすすめはAmazon Echoです。
Amazonは相変わらずとんでもないサービスを提供し、競合をふるい落としにかかっていますね…。
個人的にはGoogle Nestは劣勢に立たされているように感じます。
以上!
ディスカッション
コメント一覧
はじめまして。
いつも拝見させていただいております。
この記事の『音質』部分にて
「Google Homeは(中略)音質が気になる場合にはBluetoothスピーカーが接続可能なので、Google Home mini+Bluetoothスピーカーという使い方…」と書かれておりますが、本当に可能ですか?
“Google HomeをBluetoothスピーカー化”は理解しているのですが、”Google HomeにBluetoothスピーカーを接続”方法を教えてください。
> mabuu様
コメントありがとうございました。確かにおっしゃる通り、Google homeをBluetoothスピーカーとすることは出来ますが、Google HomeにBluetoothスピーカーを接続することはできませんでした。Google Homeのペアリングモードの設定があることを確認し、出来ると判断してしまいました。ご指摘いただきありがとうございます。
本件Google Homeの公式ヘルプでも注釈付きで、出来ない旨記載してありますね。
誤った情報を掲載してしまい、申し訳ございませんでした。
ご丁寧な返信、そして訂正、ありがとうございました。
”Google HomeにBluetoothスピーカーを接続”が、今後のファームウェアバージョンアップで実装されると嬉しいですね!!
>mabuu様
確かにこれが出来ないと、スピーカー接続ができるAmazon Echoのほうが音質面での優位性がありますよね…。
Googleには是非アップデートして対応いただきたいところ!
外部スピーカー接続に関して、私も当初雪さんと同じ感想を持っていましたが、Chromecast Audioを2つの部屋で使うようになって認識が変わりました。Googleは、音楽再生に音質を求める人に2つの選択肢を与えるようにしていると思います。1つはGoogle Assistantを組み込んだサードパーティ製のスピーカーで、All in Oneで済ませたい人向きです。すでにそこそこのスピーカーを持っている人には、少し費用がかかりますが、Chromecast Audioというもう1つの選択肢として、光接続を含むワイアレスで高音質が楽しめるようにすることです。Amazon Echoのケーブル接続ではどうなっているのかわからないのですが、Chromecast Audioの場合、音声で外部スピーカーボリュームを%単位でコントロールできます。オーディオアウトをつけないのは、ユーザーに不便を与えるよりはむしろ、ユーザーの既存資産やサードパーティ製スピーカーとのエコシステムを充実させようとする戦略ではないかと思っています。
>lioil様
コメントありがとうございます!
確かにおっしゃる通り、GoogleはAll-in-Oneの高音質スピーカーとChromecast Audioという選択肢で、より便利な「音声インターフェース付きスピーカー」を広くユーザーに届けたいと思っているのかもしれませんね…。
Amazon Echoは当初からこの分野の開拓者として、既存のインフラの中にどう溶け込ませるのかという視点から開発されているように思いますので、その点で違いがあるのかもしれません。
Amazon Echoの有線はあくまでAUXとBluetoothだけなので、光デジタル出力を持つChromecast audioには音質で負けるかも。
ただ、ユーザー側がデバイスを追加で持つ必要がある(追加の投資が求められる)となると、やはりGoogleの戦略には多少のハードルがある気がします。
Google Home+追加のデバイスという組み合わせだとハードルが高くなるのですが、例えば年内発売といわれているJBLのLink10なら(まだ発売はされていないものの)JBLのFlip3という先行商品の出来の良さから考えると、値段はほぼ同じでスピーカーとしての音質だけでなく、ユーティリティも圧倒的に高いでしょうね。風呂場に持ち込めるスピーカーの便利さを、UE Boom2で経験しているので、ポータビリティのないGoogle HomeもAmazon Echoもイマイチと思っていました。
肌感覚としては雪さんの仰るようにAmazon Echoの方が日本でも売れ行きでリードしそうな予感ですが、スピーカーの音質にもうるさい日本市場で、OnkyoやSonyの製品がどこまで受け入れられるのか興味があります。いずれにしても、中途半端なGoogle Homeの大きい方でなく、miniにしておけばよかったと少しばかり後悔しております。
サードパーティ製のGoogle Assistant搭載スピーカーは、確かにお風呂場にいれられたり、高音質だったり、痒い所に手が届く製品が出てきていますよね。僕自身は他のスピーカーをまだ使用していないので比較はできていないのですが、おっしゃる通りスピーカーとしてのGoogle Homeはやはり中途半端さは否めない気がしますね。